Hear your spirit and Let your heart be open. 

あなたの魂に耳を傾け、あなたの心を開こう

Earth Pilgrim（大地巡礼）。私が敬愛するサティシュ・クマールさんの本のタイトルです。私たちの祖先は宗教を通して自然と対峙してきました。今、地球規模の課題とひとりひとりが向き合う時代になりました。他方で、宗教が果たしたもう一つの役割、人々を束ねることが難しい時代でもあります。

私は、人と自然が調和する未来に向かって生きたいと願います。

宗教はいまだに人の心の支えとなっています。地球規模の課題はその垣根を超えて人々が調和しなければ解決に至りません。垣根を超えて人が心を開くために、Earth Pilgrimという方法があるような気がします。

只管打坐。禅仏教は宗教ではないかもしれないと鈴木俊龍さんは「Zen Mind Beginner's Mind」の中で述べられています。（※ｐ259）それは、自分自身の意識と身体を分けない、自分と他人を分けない、人と自然を分けないという態度です。マイケル・ポールさんは「Living ZEN」の中で、禅の修行は自然の摂理に従うことを知るための学びでもあると述べています。（※ｐ156）

La VIe en Rose（バラ色の人生）はエディット ピアフさんの歌のタイトルです。Zen Life（禅の暮らし）は質素でシンプルな暮らし方です。この２つが１つになった暮らしが21世紀の暮らしかもしれません。今まで別々に思えた２つの価値観が１つになるには何か基準が変わることになります。おそらく、多くの人々はものの考え方や価値観を修正することが必要になると思います。

人生１００年時代です。旅の道すがら、心を開いて一緒にひと時を過ごせたら良いなぁと思います。