voyageur
voyageur(旅人)
日本の旅人
江戸時代の俳諧師の松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」は、「月日は百代の過客(はくたいのかかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり。」と始まります。晩年「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」と一句の残し、後52歳の生涯を終えました。
鎌倉時代の遊行の僧、西行。さらに遡ると空海、行基、空也、一遍。多くの僧侶が旅をしています。そもそも山岳信仰とともに修験者は山に入って修行をしました。欧州とは異なり、山は聖なる場所とされていました。
現代の旅人
現代美術のイギリスの作家にリチャード・ロングという人がいます。荒野などを歩いて、それを記録した写真を撮っています。彼の風貌はどこか禅僧を思い起こさせる雰囲気があります。
三禅定(江戸時代の山岳巡礼路)のおよそのルートを再現中